Dram Filter
原料の濃縮・脱水・洗浄機として、独自のプッシュバックバーを採用しています。
- 原料の濃縮・脱水
- 原料の洗浄
- 白水中の原料回収

【原理】
- 本機は、回転するドラムの内側に原料を投入し、“重力+遠心力”により濾液をドラムの外側に排出し、濃縮脱水された原料をドラムの内側より取り出す装置です。
- ドラム内側では、原料の滞留時間を出来るだけ長く取れるよう、仕切板“パーテーションバー”にて堰を設けます。
- また、原料の進行方向とは逆行して螺旋状に“プッシュバックバー”を取り付け、滞留時間を延ばすとともに、マット化しようとする原料を崩し、脱水や洗浄の効率をより高めます。
- あわせて、置換水の投入を行い、置換洗浄率を向上させることも可能です。
【特長】
- 効率のよい脱水・洗浄
脱水を行うために、重力+遠心力を利用した処理を行います。また、“パーテーションバー”と“プッシュバックバー”のダブル効果にて、滞留時間を延ばし、原料のマット化をさせない動きによって、効率よい脱水・洗浄が行えます。 - 出口濃度が安定
ダブル効果で原料をマット化させない処理により、出口濃度が原料状態に左右されにくい効果を引き出します。 - シンプルな構造
ドラム内にシャフト・スパイダーが無いので、非常にシンプルな構造です。また、排出用のロールなどの無駄な加重、及び、動力がかかりません。 - 周囲を汚さない
ドラムはケーシング内に配置されているので、周囲にシャワー水や原料の飛散がありません。
【ドラムフィルターと制御盤】
原料や白水の濃縮・洗浄機として、独自のプッシュバックバーを採用、滞留時間を増大することで、より効率的な濃縮・洗浄効果を得る事ができます。


【Dram Filter Specification】
| 型 式 | 処理量(BDT/D) | メイン動力(kW) | 本機重量(kg) |
|---|---|---|---|
| DF-0815 | 3 | 0.75 | 750 |
| DF-1020 | 5 | 1.5 | 1000 |
| DF-1220 | 10 | 1.5 | 1500 |
| DF-1230 | 15 | 2.2 | 2500 |
| DF-1530 | 25 | 3.7 | 3500 |
| DF-1545 | 35 | 5.5 | 4500 |
| DF-1560 | 45 | 6.5 | 5500 |
※型式はドラムの径、及び、面長を表しています。(例:DF-1530=ドラム径:1500φ、面長:3000mm)
※入口濃度:1% 出口濃度:5%を目安としています。
※上表能力は、上質古紙原料濃縮脱水使用時の目安です。用途や原料種類により処理能力が変わります。