Dram Filter

原料の濃縮・脱水・洗浄機として、独自のプッシュバックバーを採用しています。

Dram Filter

原料の濃縮・脱水・洗浄機として、独自のプッシュバックバーを採用しています。

  1. 原料の濃縮・脱水
  2. 原料の洗浄
  3. 白水中の原料回収
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【原理】

  • 本機は、回転するドラムの内側に原料を投入し、“重力+遠心力”により濾液をドラムの外側に排出し、濃縮脱水された原料をドラムの内側より取り出す装置です。
  • ドラム内側では、原料の滞留時間を出来るだけ長く取れるよう、仕切板“パーテーションバー”にて堰を設けます。
  • また、原料の進行方向とは逆行して螺旋状に“プッシュバックバー”を取り付け、滞留時間を延ばすとともに、マット化しようとする原料を崩し、脱水や洗浄の効率をより高めます。
  • あわせて、置換水の投入を行い、置換洗浄率を向上させることも可能です。

【特長】

  1. 効率のよい脱水・洗浄
    脱水を行うために、重力+遠心力を利用した処理を行います。また、“パーテーションバー”と“プッシュバックバー”のダブル効果にて、滞留時間を延ばし、原料のマット化をさせない動きによって、効率よい脱水・洗浄が行えます。
  2. 出口濃度が安定
    ダブル効果で原料をマット化させない処理により、出口濃度が原料状態に左右されにくい効果を引き出します。
  3. シンプルな構造
    ドラム内にシャフト・スパイダーが無いので、非常にシンプルな構造です。また、排出用のロールなどの無駄な加重、及び、動力がかかりません。
  4. 周囲を汚さない
    ドラムはケーシング内に配置されているので、周囲にシャワー水や原料の飛散がありません。

【ドラムフィルターと制御盤】

原料や白水の濃縮・洗浄機として、独自のプッシュバックバーを採用、滞留時間を増大することで、より効率的な濃縮・洗浄効果を得る事ができます。

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【Dram Filter Specification】
型  式 処理量(BDT/D) メイン動力(kW) 本機重量(kg)
DF-0815 3 0.75 750
DF-1020 5 1.5 1000
DF-1220 10 1.5 1500
DF-1230 15 2.2 2500
DF-1530 25 3.7 3500
DF-1545 35 5.5 4500
DF-1560 45 6.5 5500

※型式はドラムの径、及び、面長を表しています。(例:DF-1530=ドラム径:1500φ、面長:3000mm)
※入口濃度:1% 出口濃度:5%を目安としています。
※上表能力は、上質古紙原料濃縮脱水使用時の目安です。用途や原料種類により処理能力が変わります。