Infinity Press

低動力・高歩留まりの高効率脱水機

Infinity Press

低動力・高歩留まりの高効率脱水機

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【基本性能】

  • シリンダープレス機構に空気ばねを採用
    シリンダーのプレス装置に空気ばねを採用し、最も効率良く力の伝達が行なわれる斜め45度方向からの上昇加圧によるプレス機構にて、高効率かつ安定的脱水します。
  • 独自のパンチングプレート寸法による長寿命化設計
    本機の心臓部であるパンチングドラム形状において、比較的小さめの穴径(φ16㎜)を採用、金網のパンチングホールへのめり込みによる金網切れ等のトラブルを削減し、金網の長寿命化を実現。パンチングプレート板厚も十分な厚さを採用しています。
  • 原料詰まりトラブルの回避
    原料詰まりトラブルの原因となるパット形状(セックル方式)を排除し、広い懐による異常高濃度原料の蓄積をなくすため、深いパット形状とし、原料噛み込みによるトリップを皆無とした。パット内の原料払い出しも容易となり、長期休転後のトラブルにも対応しています。

【脱水効率改善方法】

  • 原料投入時、脱水による脱水効率の効率化
    従来、底部からの原料投入がほとんどであったが、原料投入を上部より行い、ヘッドボックスからのオーバーフロー原料を直接金網上部に流し込むことで、投入時の金網への落差による衝撃による脱水力を得る設計としました。
    本方式の採用で、投入時の一時脱水が強制的に行われることから、より一層の脱水力が期待でき、機械のコンパクト化、また、より一層の高濃度脱水を可能にしています。しかも、投入原料の状態が目視にて確認できる事から、投入原料の濃度異常等をいち早く観察できます。
  • 低濃度濾液
    厚いマットを作り脱水する方式を取る本機は、排水濾液の濃度が他の脱水機と比べ格段に濃度が低く、歩留まりのよい濾液が得られます。歩留まりが良いことから、供給ポンプの能力が必要最小限で済み、省エネが図れ、濾液からの原料回収を考慮する必要もありません。
  • 駆動動力
    本機駆動部はすべてダイレクトドライブ方式とし、伝達ロスを極限まで削減、必要最小限の動力のみにて駆動できるよう設計。同時に、軸継ぎ手、駆動伝達装置を一切使用せず、中空軸ギヤードモーター直接駆動としたため、使用部品点数が少なく、大幅なコスト減が図れます。
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【その他の特長】

  • 2つのシリンダーのメッシュの差を大きく取り、原料の逆乗り現象を防ぎます。
  • 摺動シャワー装置を双方のシリンダーに標準装備しています。
  • 原料の剥ぎ取りは、安価なドクター(高分子ポリ)方式。
  • シール方式は、メンテナンスが簡単で安価なデッケルバンド。
  • 中央部原料たまりによるトラブルを回避するため、洗浄シャワー装置を標準装備。(白水)
【Infinity Press Specification】
型  式 処理量(BDT/D) 入口濃度(%) 出口濃度(%) メイン動力(kW) 本機重量(kg)
IP-0812 15 3~5 15~30 0.8 3000
IP-1020 30 3~5 15~30 1.5 5000
IP-1230 50 3~5 15~30 3.0 7500
IP-1530 70 3~5 15~30 4.4 10000
IP-1540 100 3~5 15~30 7.4 13500